犬鳴村

コロナでひっそり上映しひっそり消えた哀れな邦ホラー、レンタルして見てみる。この監督は怖そうなイメージだけど具体的なストーリーは特にない都市伝説「犬鳴村」に脚本をつけて映画化だと。あたり外れが大きそうな予感だ。結果ストーリーは辻褄合わせに行ったような割とあるあるな感じ。日本ならでは理屈っぽいホラー。しかし恐怖演出はなかなか凄い！序盤の勢いは凄い。あの女子の投身シーンは強烈だ。久しぶりに驚いた。そこからもホラー展開の見せ方が見事。ただ印象的なのはどうなるどうなるー！？！と盛り上がりの部分は凄く楽しいのに山場で「あぁ〜……」という感じ。何だかいちいちオチのインパクトに欠ける。自分の予想の方が怖かったパターンもあり。もろ幽霊よりも人の方が怖かった。姉はだいぶトラウマになったようだ。幽霊と対峙したときとかはやたらグダグダで登場人物のもたつきっぷりがもどかしい。あのラスボスの回収も微妙じゃないか。全体的に何故かやはりクライマックスが弱い。でも観賞後姉をビビらせまくったので怖さにおいては良き丸だったんでないかしら。