廃液に突っ込んで白肌笑顔緑頭になって狂人化した犯罪グループのボス、ジョーカーをバットマンが成敗する。
映画版ジョーカーの初代を観たくて。ジャック・ニコルソンやはり圧倒的。顔のパンチ強すぎ、悪役ドハマり、制作陣の第一希望も頷ける。こちらは原作のコミックにかなり忠実な印象で、ジョーカーは化学工場の廃液に落ちて肌が真っ白になり頬が笑った顔に引き攣れてしまう。肌色のファンデーションを塗って普通の顔になる感じ。ヒース・レジャー版を神格化しがちだけどこれもだいぶ良い。ティム・バートンみ溢れるダークファンタジーな雰囲気がたまらず、ジョーカーのコミカルな部分が不気味に表れてていい感じ。歌って踊りながら人を殺す姿も「月夜に悪魔と踊ったことはあるか?」の決め台詞も聞けて満足。比較的ユーモアがあって、何より煩悩が残っているのが印象的。本気かどうか分からないけどヒロインつけ狙うあたり真っ当な悪役っぽいよね。でも目的や思考回路が読めないサイコな部分はこれぞジョーカー!て感じで素敵だった。マイケル・キートンのバットマンも人間臭くて良い。