名作児童文学が映画化!ロバート・ダウニー・Jrを見逃すはずなし。声優・藤原啓治氏を悼んで吹き替え版を鑑賞。やはり良い声。しかしゲスト声優もいるね、うーん。動物と話せる設定のため動物たちの吹き替えも勢揃い。本家はレイフ・ファインズにトム・ホランドにラミ・マレックと贅沢。周囲からは動物の鳴き声を真似て会話してるように見える。その光景は正直カオスでなかなかやばい。切替が大変そうだけど後半やはりうやむやになっていった印象。助手の少年も話せてしまうんかい。全体的に外国の児童文学を読んでいる気分。対象がお子様なのか、最初から最後まであまり過激なシーンも展開もなくゆるゆるほのぼの進んでいくザ・ファンタジー。どこに出しても大丈夫な安全ファンタジー。個人的には侵入の過程や処刑の前振りなどスリリング要素に尺が欲しかったけど配分はノスタルジーな方へ。好きな人はとても好きなやつ。人物に関して深読みしがちな自分にとっては良くも悪くも児童向け、悪役が最後までただのチープな悪役だったのが寂しい。ドリトル先生に対抗心を持って頑張るけどやることなすこと空回りして部下(?)にもバカにされダメ押しで奈落の底へ。主役勢に諭されても諭されただけ、何も見出せないまま。それをコミカルに「やりやがったな〜!」みたいなノリで処理される彼の人生……。は考えすぎだけど普通に楽しかった。RDJマイラブ。
2020-06-30