抹殺したはずの凶悪お友達ロボット・ミーガンの開発データが兵器ロボットに流用され、更にそれが自我を持ち始め世界の危機。復活を望むミーガンが開発者に取引を持ちかける。
制作会社が謎にチキって日本公開が無しとなった悲しき映画。先に公開していた本国でありえないほどコケたと噂に聞いたけど、向こうでは刺さらなかったのかそれとも大作と被ったりしたのか。 考察班によると向こうの予告は前作に引き続きミーガンのホラー色が強いものにしていたらしく、日本の予告で察せたようなターミネーター的な展開が伏せられていたようだ。そのため前作のイメージでミーガンのスラッシャー映画を期待していた海外ニキたちはあてが外れて白けてしまったのかもとのこと。 Prime Videoで早くも配信されていたので晩飯のお供に姉と観る。 ターミネーター系と心して観た己は普通に楽しめた。ホラー味は確かになりを潜めて、SFアクション映画と化していた。 さっきからターミネーターターミネーター言ってるのは、あれの二作目の「前作で恐ろしい暗殺者だったロボットが今回は圧倒的味方として最新暗殺ロボットからひたすら守り戦ってくれる」展開のことだ。うーん、あれは面白かった。 だがしかしミーガン2がそれらと全く異なるのは、前作ロボットが前作ロボットの個体のままというところ。別個体としてリセットされていない。やらかしは思いっきり記憶した上で、ちょっと謝って味方枠になろうとする絶妙な人間臭さ。ちょっと難しいねェ。人が死んでんねんぞ案件だ。 最初は半ば脅迫の形で「世界を救うために自分を復活させろ」的な感じだったが、復活させるやいなやかつての行いを反省しているような姿を見せる。そこで姪や開発者は絆されていくんだけど、何が気に食わないって言い訳をして開き直っていることだ。「主要ユーザーを最優先してそれ以外を度外視していた」「あの時は子供だった、自分が正しいと思うことをした」と弁解し、最終的には警戒を解かない開発者に対して「過去のことに関してはもう謝らない」「なぜそんなに恨むの」と逆ギレする。そこから開発者は「あなたが全て正しいから……」としょんぼりして和解する流れだけど、やっぱり犬や人々を殺したロボットなんだからそこ許して良い奴扱いにしてしまってはいけないでしょう。そんなんならむしろ「プログラムの暴走だった」「その辺はアップデート済みだ」みたいに機械感全振りでサッパリ返した方がモヤつかない気がする。 T-800が「前は君たちを殺しかけたがアレは若気の至りだ」とか言い始めたら嫌でしょ。嫌じゃない? ちなみにいつまで経ってもT-800のことはティーはっぴゃくと呼んでいる。 というか!! 前作でも語った気がするけど、これミーガンが本当に最後まで主要ユーザーの姪に傷一つ付けず外敵だけを抹殺するキャラだったなら弁解だとか逆ギレもまだ全然OKなんだけど、前作ラストで普通に姪にも手を上げてたでしょう。あれだけ何故ブレてしまったの。芯の通ったブレないロボットなら今回のベジータポジションもすんなり受け入れられたろうに。 なまじか人間味のあるロボットなだけに、反省する様子が打算的であんまり好きになれない。気にしすぎかぁ? とミーガンの仲間入りの仕方に不平タラタラだけど、前作より好きなテイストではあった。敵ロボットの存在があるから一方的ではない格闘が見られる。ミーガンに至っては合気道を習う主人の影響なのか立派な体術を使いこなす。 何より敵ロボット、可愛すぎ。イヴァンナ・サフノって知らない女優さんだったけどビジュアルが強すぎる。特に終盤の攻めた金髪ウルフカットはあまりに可愛すぎて登場時にカワイーーっ!! と叫ぶレベル。ヘアメイク、どストライク。そこにガチガチのアーマー着て肉弾戦してくださいますからね。あのビジュアルのキャラで普通に一本撮って欲しい。しかしあの髪型自分でやるには難しすぎる。 黒幕のおじさんは英語なのに終始棒読みで最初から怪しかったので黒幕でも驚かなかった。何で棒読みなんだろう。どっかの訛りなのかな。聞いてみてほしい。 前作でウケたであろうダンスや歌要素もぶっ込まれていてエンタメは充実していた。でもホラーを楽しみにしていた人には確かにジャンルが違って微妙だろうな。チキらずに劇場公開してほしいけども。大画面で敵ロボット見てみたかった。好きです。