真の戦士として認められるため死の惑星へ降り立ち、不死身のカリスクを狙うプレデター。そこで上半身だけの妙に人間味のあるアンドロイドに出会い、手を組んで目的を目指す。
プレデター新作が出たのでとりあえず観に行く。今回はプレデターが主人公らしい。 その前に一つ。上映10分前に予約していた真ん中あたりの席に着いて、まず座られることがない隣の席に荷物置いていたら老人がやって来て「ここいいですか?」と言うのでどういうこと? と思いつつ荷物を避けたらそこに座ったので信じられん顔で見てしまった。席スカスカなのに一席も空けずに真隣座るかね。その席から列の端っこまで空いてんねんで。非常にキツかったので上映と同時に一つ右にズレて座り直した。右隣は二つ空いていたからこれにて皆が両隣空席という快適な空間になった。長らく一人映画続けてるけど空いてる映画館で真横取られたのは初だったのでだいぶ厳しいものがあった。 それはさておき、映画はまあスピンオフという感じだ。普通にいい話だったけど2回目観るかと言われたら違うのを観るかなあという感じ。 というかプレデターこんなに人間臭かったっけェ。めっちゃ喋るし仕草やリアクションはアメリカン人間だしゼェゼェ息切れするし。 一作目とエイリアンVSプレデター、プレデターズくらいしか観ていなかったけど、プレデターといえば誇り高い戦士で武士道精神があってしかし人間とは分かり合えない(一部例外あり)恐ろしい別の惑星の生命体っていう高潔さと恐怖のバランスが好きであった。 今回は普通によくある無骨で無愛想な戦士キャラで、別にプレデター設定である必要もないよなぁという印象。やっぱりプレデターには得体の知れない異星の戦士という存在感、ヒリヒリする生死の緊張感、ワンチャン分かり合えるかもしれない絶妙な距離感を求めているのかもしれない。 主人公でしかも人間の容姿のアンドロイドと割とすんなり協力するプレデターは、勿論恐怖の象徴には見えないので物足りなく感じるのかも。 子エイリアンが主人公で人間とめっちゃコミュニケーション取りながらモンスターを倒してたら何か違うでしょ。違くない? それとこれとは別? ほーん。 とりあえずこれに関しては作品のコンセプトそのものに文句を言っている状態なのでただのクレームだ。 全体的に結構優しめでハートフルで令和的だった。戦う相手は軒並みアンドロイドなので、生々しいキルシーンや恒例の髄抜きといったグロテスクな描写は特に無い。髄らしき機能を抜いてるのはあったと思うけど。 トロフィーとして狙っていた化け物カリスクには子がいるし、その流れからプレデターが無惨に狩ることもなかった。敵アンドロイドによって爆散されてはしまったが。 相棒アンドロイドは思っていたより軽いノリのキャラだったし、更に仲間入りした獣は子供で癒しキャラだし。優しいお話だなぁと思いながら観ていた。 あまり言えない好みだけど欠損ファイトが好きなのでエル・ファニングの上半身・下半身分裂ファイトは楽しかった。こういうハンデは好きである。『アリータ:バトルエンジェル』とかね。 そういえばエル・ファニングだいぶ久しぶりに見た気がする。オーロラ姫の時の姫っていうか妖精みたいなビジュアルのインパクトが強くて覚えていた。当時白人子役で間違いなく一番可愛いと思ってた。 プレデターの武士道精神は相変わらずだったので嬉しい。命の恩人にはしっかり恩を返す姿勢。あの光学迷彩みたいな透明化はツールが無かったみたいで拝めなかったけど。絶対的な父を倒してゲットしてたから一人前にならないと貰えないやつなのかな。まあチート技みたいなもんだしな。というかプレデターって透明化した仲間見えないんだな。温度感知だから見えるのかと思ってた。透明化が優秀なのか温度感知もそもそもマスクが無いとダメだったのか。その辺はうろ覚えだ。 ウェイランド・ユタニ社って『エイリアン』のやつだよね。VSは娯楽クロスオーバー映画だと思ってたからその後もガッツリ世界線が繋がっていて地味に驚いた。アンドロイドはエイリアンシリーズの魅力をぶち上げる重要要素だから、そことプレデターのタッグが今回のミソでもあったのかな。 それならさあ、マイケル・ファスベンダーみたいにゴリゴリのアンドロイドとタッグ組んで欲しかった感じも、あるよねえ。それはまた別の機会に。 上映後エンドロールまでしっかり見て退場したけど老人に絡まれなくて良かった。