仕事帰りに上映スケジュール確認したらレイトショーでやっていたので急遽鑑賞。まさかの客が自分一人だった。最初から最後まで一人は初めてで、しかもホラーなので地味にビビる。始まってみたらご機嫌なホラーだったので楽しかった。普通に家みたいなリアクションしたり声出しても誰にも迷惑かからないので面白い。
監督が『ロングレッグス』の人だった、あの『サイコ』の人の息子。ロングレッグスは怖くてよかったなあ。一年に二本も同じ監督の新作を映画館で観るとは。日本の公開が遅いんじゃ。
猿のオモチャが暴れ回る系かと思いきや、猿のおもちゃのネジを回して太鼓を叩かせると人が偶発的な事故で無惨に死ぬという『ファイナル・ディスティネーション』的な殺法で新鮮だった。
優しい母と意地悪な双子の兄の三人で暮らしていた少年主人公。蒸発した父のお土産から猿のおもちゃを見つけ出すが、ネジを回して太鼓を叩かせると周囲の人間が死んでしまうことに気が付く。そのことを察するまでにベビーシッター、母、叔父の命を犠牲にしたわけだが、猿の力を確信した少年は兄に相談して猿を古井戸へ落として処分した。
25年後、兄とは疎遠になり、妻子に恵まれたものの猿の一件から家族に危険が及ぶことを恐れ距離を置いていた主人公。そんなある日叔母の訃報を受け遺品整理のため息子と共に叔母宅へ行くと、その町では既に無惨な不審死が多発していた。あの猿の復活を確信した主人公は息子を守るため猿のありかを探す。
思っていたよりふざけたホラーでテンポも良く、死亡シーンも不謹慎で馬鹿馬鹿しい。普通にグロテスクなのでお子様には厳しいが。
お好み焼きのヘラで首がチョン切れたり蜂の大群が口に突っ込んできたりバスから身を乗り出した団体がスパッと切り落とされたり。うーん馬鹿馬鹿しい。
冒頭に述べた通り猿本体がジェノサイドするわけではなく、稼働したら偶然の事故で人が死ぬ。世にも奇妙な感じで楽しい、事故死だからバリエーションも見せ方も豊富だし。
性格が真逆な双子少年の行く末を見守っていたらいきなり25年経って驚いた。まあ、子供主人公はまず死なないが大人主人公なら話は別だ。双子俳優かと思ったら同一人物でCGだったらしい。
華があってイケイケだった兄が大人になっておかしくなり没落しているのは切ない。まだ少年だったしシッターさんと母の連続死が相当にショックだったんだろうな。それが、弟が猿のネジを回したせいだと悟っておかしくなっていったようだ。
あれは偶然、不幸な事故というワードが度々登場していたけど、本当に人っていつ死んでしまうか分からないよなぁ。震度6の地震が起こると分かるのは数十秒前になってからだし。命大事に。
最後に仲直りで兄が不意に死ぬフラグがビンビンだったのでずっと警戒していた。案の定。息子が無事で何より。
意味深に現れたゴーストは一体何だったんだろう。友情出演的なところにイライジャ・ウッドの名前があったけどアレなのか? パンフ買い忘れちゃった。
2025-10-03