ミッション:インポッシブル

Mission: Impossible

いつも通りミッションをこなそうとしたらチームが全滅。スパイ炙り出しに利用された挙句、濡れ衣を着せられたイーサンは逃亡しながら真のスパイを探る。

ミッション:インポッシブル

Mission: Impossible

最新作公開前にちゃっかりブルーレイお借りして鑑賞。観てないはずはなさそうだけど、本当に毛ほども覚えてなかったから観てないのかもしれない。

トム登場の瞬間は案の定「若〜い!!」リアクションになる。すっきりスポーツ刈りのトム、顔が整いすぎて笑いが出るレベル。これぞハリウッドスター。トムクルみたいな次世代の映画スターは現れるのかなあ。アクションも高齢化が進むばかり。

オープニング後早速ミッションに挑むけど、知ってるメンツが一人もいないので何人かは死んでしまうかな? と思ったらいきなりミッション失敗でトム以外全滅。ほぅ〜! ファミリー向けスパイアクションのイメージだったけど、一作目の掴みは割と過激。死人第一号はエレベーターと天井に挟まれて顔面に建材貫通からの圧死だし。まずは華麗にチームワークで成功か、そうでなくてもむごい死人は出ないと思っていたので、この一人目死亡から急転直下の全滅は意外だった。

これ書く時に調べてまたびっくりしたけど監督ブライアン・デ・パルマだったの!? 『スカーフェイス』『キャリー』の人だ。キャリアえぐいな。過激さも頷ける。

しょっぱな仲間も上司も失って憔悴しきったトムを今度はスパイ容疑という冤罪が襲い、逃亡生活が始まる。もちろんトムは逃げるだけの男ではないので、こんな目に遭わせた真のスパイとその取引相手を引っ捕まえ、仲間たちの無念と自身の冤罪を晴らすため奔走する。

スパイものにしては真犯人がちょっと分かりやすくはあったが、ドラマ的には楽しいので問題なし。
地味に驚いたのはベンジーくんが初期メンじゃないこと。シリーズは4から追ってたんだけど、ルーサーと同じくらいの古株かと思ってた。一作目ではルーサー登場だけどベンジーは出てこない。

吹き替えがいつもの森川トムではなく鈴置トム。ブライトさんだー! ちょうど初代ガンダムを完走していたので大喜び。森川トムの聞き慣れた爽やかさとは違って色っぽい、喋るたびにメロメロである。そもそもちょっと昔の良い声は総じて好きなんだ、シャアとかカイとかマ・クベとか。マ・クベの声目当てで履修したしなガンダム。疲れたので初代以外は追いません。

有名な吊り下がりシーンにははしゃいだ。そして列車ファイトは一作目で既にカマしていたのか。(デッド・レコニング鑑賞後)
一作目だから最新作と比べたら小規模だけど、それでも派手で魅力的な演出の宝庫。のこのこ現れたラスボスとの会話でピキーンと辻褄が合っていくトムのシーンは雰囲気が最高でした。あれでラスボスも察してしまったかと思ったけど、あの時点ではまだ騙せてると思ってたのか。やや鈍い。

レジェンドシリーズの始まりは薄暗いけど華も魅力も詰まった素敵なスパイアクションでした。満足。
2025-05-18