JUNK WORLD

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主人が死ぬ未来を避けるため次元をループして救出の世界線を目指すロボット。

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前作を観たので新作も友人と共にGO。今回から吹き替え版もあるらしい。しかしやっぱりゴニョゴニョ版が良いだろうということでレイトショーにて鑑賞。

ゴニョゴニョ版でだいぶ良かった。ゴニョゴニョの割にはちょいちょい言語が聞こえるので面白い。だっふんだに水曜どうでしょうに金曜ロードショーに……その他諸々。声優がプロではないようだったけどゴニョゴニョだからそれほど気にならなかった。おすすめです。
不意打ちの「アオタス、お前もか」にはツボってめっちゃ笑ってしまった。

前作JUNK HEADといえばトラウマ級に恐ろしかった記憶だけど、今回はそんなに怖くなかった。流れはアドベンチャーで世界観はSFでジャンルはタイムループものだ。
前作の何が恐ろしかったってクリーチャーのおぞましい造形とクノコ栽培だったんだけど、事前に心構えしていたから今回のクリーチャーにそれほどショックを受けることは無かった。相変わらず気持ち悪いけど前作のグロさほどではないというか。敵の体に無数の顔面はキツかったけど。

前作との直接的な繋がりはほぼ無いけど、世界線は同じ。若干時代は遡るからかろうじて文明は残っている。
今回新たな試みとしてはタイムループ要素だろう。マルチバース概念もある。

なんやかんやで長年敵対していたマリガン勢力と人間勢力が和解したのだが、人間を食して進化を図るヤバめのマリガン新興勢力によって人間軍の拠点が襲撃される。その拠点で会議を行っていた一陣が今回のメインメンバーである。
クールで頼れるトリス様、そのお世話係AI搭載ロボットのロビン、マリガンのリーダー、その部下、人間軍の大佐、その腰巾着。とりあえずこの6人がメイン。何とか襲撃を逃れたこのメンバーが軍との合流地点へ向かうも、新興勢力の追手はどこまでも襲いくる。
ソレらを振り切って合流地点に到着した生き残りメンバーだったが、そこでも謎の感染症に侵された元人間の化け物に襲われ息つく暇もない。
ようやく落ち着いたところで別次元の存在が現れトリス様が絶体絶命の危機。そこでお世話係のロビン、動き出す。自身が次元のひずみに飛び込んで、トリス様死亡の世界線を捻じ曲げることにしたのだ!!

まあ、あまり深く考えず「ロビンがトリス様死亡を回避するため果てしない規模でタイムループする話」として観れば問題ない。
次元ジャンプする度にそれまでのストーリーをぶった斬るような世界線が一から展開するので一瞬置いていかれるけど、第一幕、第二幕とちゃんと分けてくれてはいるので落ち着いていればいい。
ロビンだけが記憶持ちで一貫して主人公してくれるのでそこまで大混乱には陥らない。ありがとうロビン。凄いぞAI。

最初のトリス様死亡世界線の時点で別次元ロビン(一周目)の干渉があったので、新興勢力からの襲撃から逃れられたのは別次元から派遣されたロビンの使いのおかげだったりする。それが後から判明していく感じ。タイムループの醍醐味だ。
最初の流れをちゃんと覚えていたので、一周目ロビンの次元で現れた少女が「ロビン様の力になりたい。私がトリス様を守りに行きます(概要)」と発言した時点で自爆した謎ロボットの正体を察して頭を抱えた。子供に自爆はさせないでくれ。

JUNK HEADらしい不安定な下品さと無情な展開、奇妙なコミカルさがそのままグレードアップしていて楽しかった。ハッピーエンドで終わればいいのに、エンドロール終わったらまた襲撃を受けてコールドスリープのトリス様とボロボロのロビン。んもう。でも最後に3バカが現れるとほっこりするんだな。このバランスでいいよ。

それにしてもクノコはやっぱりあのブツなのか。R15ってグロいからかと思ったけど、絶対コブ付きクノコのせいでしょう。痛そうだ。

パンフレットは2,000円くらいで流石に諦めた。今月出費がものすごいのだ。
2025-06-22