ある夜、墜落した未確認物体から拾われた赤ん坊は養子として夫婦に育てられた。しかし小学校に上がる頃、異常な力が表れ始める。
帰省中の暇つぶしで劇場見そびれたやつを鑑賞。主題歌がBud Guyという点で気になっていた。制作にジョン・ワッツの名前があったな。スパイダーマン面白かったけどホラーが好きなのかな。 少年が思春期に異能を自覚して調子に乗って気に食わない人を殺しまくる、最後には両親も殺す、特に解決しない邪悪なオチ。 キルシーンもいちいち残虐。ちょっと子供には見せたくないな。眼球に刺さったガラス片をどうにか引き抜く様子をどアップでじっくりしっかり見せられるの、久々にキツかった。親にも見せたくない。 少年の存在は結構SF。子宝に恵まれない夫婦のもとに(近所の森に)ある夜未確認飛行物体が墜落して、観に行ったら赤ん坊がいたらしい。捨て子ということで養子にとり、愛情いっぱいに息子を育てる。墜落した飛行物体は倉庫の床下に厳重に封じ、息子には真実を明かさずにいた。養子であることについてはオープンだったけど。 小学生ぐらいになると夢遊病のように倉庫に引き寄せられたり、好きな子の家に生霊を飛ばしたり、好きな子の手を骨折させたり、様子がおかしくなってくる。なんやかんやで自分が普通ではないことに気がつき始めた少年は、隠し事をしている親に反抗し、やがて開き直って気に食わない人物を惨殺し始める。"奪え"という声が聞こえ始めたのだ。少年の正体は侵略生物……とかに違いない。 この少年が生物的に元々邪悪だったという感じなんだろうけど、最後まで愛を持って接してくれた母さんさえもむごい殺し方をするから好きになれない。終盤なんか何も悪いことをしていない、ただ仕事をしているだけの人まで惨殺していくし。共感できない悪役はあまり魅力に映らず、イヤな奴である。 というか凶暴性よりも恐ろしかったのは好きな子への思考回路。夜分に寝室に現れた時点で相当やばいけど、女の子が怯えながら「ママにあなたと喋るなって言われてる」と大人な対応をしたら「僕が何とかする」って返しましたからね。女の子が振り向いてくれないのは親が妨害しているからだって思っちゃってるんですよ、これはストーカー。 その女の子のママが一番酷いやられ方じゃないかな。眼球のやつスタートでね。他も顎を持ってかれたり秒で塊になったり空の上から落とされたり散々なやられっぷり。今思ったら年齢制限があったかもしれない。イヤな気持ちになりました。 ちなみにタイトルのブライトバーンは墜落した地域の名前だった。地元に降っていたらクリハラになってしまうわけだ。安直な。