配信スタートしてたので鑑賞。韓国ホラーといえば全滅オチだけど、今回はそんなことなかったし割とスカッとする結末。暗いけど。
ソウルに実在するらしいオクス駅にて、ある夜人身事故が起きる。事故を目撃した警備バイトの青年、轢いてしまった電車の運転手、遺体を処理した仕事人(職業名を忘れた)の三人は一様に4桁の数字が書かれた紙を持つ子供の姿を目にしていた。
警備バイト青年の友人である主人公の記者はその話を聞いてスクープを求め、事故と子供のネタを深掘りし始める。子供の姿を目にした人々が次々と不審死を遂げていく中、主人公は子供の正体と連鎖する呪いの真相に辿り着く。
展開としては定番のホラーだけど、「子供の持つ4桁の数字を声に出して読むと呪われる」というトリガーの理屈は感心した。こういう些細な行為がおぞましい歴史に繋がるの、不気味で面白い。
映像はそんなに怖くない。CGも大作に比べると甘めだが、ジャンプスケアーは多めで楽しい。家のテレビで見るとどうしても怖くなくなるのでそこは仕方ない。
終盤まで呪いの真相を追う展開だったけど、最後の方で唐突に醜い呪いのうつし合いが始まる。それと言うのも急に「呪いは子供達のことを知る者に数字を口にさせればうつせる」という設定が生えたからである。
なんやかんやで編集社を辞職させられた主人公が自分にかかった呪いを憎き社長にうつしてエンド。メインのメンツは死ななかったし主人公も仕返しして終わるので、自分の中では明るいホラー。ただ命懸けで一緒に頑張ってきた主人公に呪いをうつす青年は生き残られて今後とんでもなく気まずいだろうな。
2024-12-22