他の「レイス」と勘違いして鑑賞。あのキラーのことかと思ったのよね。「レイス」というポルターガイスト的現象があるらしく、死者もしくは生霊の強い念が傷や落書きといった「跡」として残ることを指すようだ。100年の歴史ある屋敷に住んでいた核家族が不況に際して屋敷を手放そうと話し合う。中学生の娘は環境の変化を嫌がり一人拒否し続けるが売却の手続きは着々と進んでいく。そんな家族を不可解な「レイス」が襲い始める……という話。ホラーメインだろうけどレイスの正体を突き止めようとするミステリー的要素もあり。図書館司書と屋敷の歴史を探る展開はなかなか楽しい。そんな展開や神父登場でバトルなど某エクソシストを思い出してしまうが、胸糞悪くなるような描写も無く、過度な演出も無く、綺麗なホラーという印象。それ以上でもそれ以下でもない。