脱獄した悪党レーサーに逆恨みされ、妹二人を人質に取られてしまう主人公。取り返すには決死のレースで勝つしかない。
90年代チェンを漁る。まだ全然体張る95年。 オープニングでとうとう三菱に入社してて笑った。ゲストの加山雄三も馴染んでいる。 しかし初っ端のお嬢さんの吹き替えがあまりにもあんまりだったので一時停止して迷ったけど、とりあえず吹き替えで最後まで観る。彼女の出番はここと最後の方にしか無かったのでそんなに気にならなかった。良かった。 三菱研修を終えたチェンは香港に帰って父の自動車修理工場に落ち着く。改造車の依頼を追っ払いつつ、二人のかわいい妹に手を出す男どもを蹴散らしつつ、家族で和気藹々と過ごしていた。 ある夜、チェンたちが警察の違法改造車検問を手伝っていると、警官ごとぶっ飛ばして突破して行く車が一台。数日後再び暴走しているその車を発見したチェンが、壮絶なカーチェイスの末にそいつを駆けつけた警察の包囲網に突っ込ませて見事逮捕。 その後男は手下のギャングたちによって脱獄してしまうのだが、チェンへの執念は凄まじいものになっていた。チェン一家の住居兼職場である工場を襲撃し、さらには二人の妹を誘拐する。そして男は返して欲しければカーレースで決着をつけようと要求する……。 ずっとアクションしてて楽しい。カーチェイスもCGじゃないからド迫力でめっちゃ危なくて面白い。最後のカーレースはマジもんの速度でひぇ〜となった。あんなにぶっ飛ばして二台ビタ付け走行なんて出来るもんなんですの。プロって凄いや。 セットというセットをことごとくぶっ壊していく派手なアクションが多かった印象。特に工場全壊は金かかってそうで凄まじい。クレーンで居住コンテナ持ち上げて振り回して工場全壊と。リテイク出来なさそうな破壊具合。 しかし一番のインパクトは悪党のセリフ。カーレースでの決闘を言い渡す時に「日本の仙台に来い」とさらっと言うので「ん!?」と思って巻き戻した。やっぱり仙台って言ってる。うそーん。からの去り際にもう一度振り返って「仙台で待ってる」ってカッコよく言うもんだからめちゃくちゃ笑った。なんで地元だとこんなに面白いんだろう。 その後1995年当時の仙台が映って大盛り上がり。アーケードが映った。超嬉しい〜。でも仙台ってサーキットありましたっけ。鈴鹿しか知らなかった。最終決戦はそこでやってくれたので大満足である。 愉快なおじさんだったチェンが悪党に目をつけられて以降、ムスッとしっぱなしのクール・ガイになってしまうが、リポーター女子の健気さが可愛い。なんなら最初からマスコミ嫌いで邪険に扱われてたのに、チェンの勇姿を世間に広めようと頑張ってくれる。けど次第にチェンの人柄そのものに惹かれ始めて全力のサポート体制に入る。可愛い。 ちゃんとモテるチェンには不慣れだけど、リポーター女子との絡みは可愛くて好き。 「はいジャッキー、お水」ってリポーター女子が渡したのを別の人にあげてさっさといなくなっちゃって、それを見た女子が「あんたにあげたんじゃないの!」と奪い返すの可愛い。そんでぷんぷんしてたら後ろからずいっと戻ってきたチェンが水を奪ってぐいっと飲んで行くのは〜ニヤニヤしたね。時間差で嬉しそうにはにかむ女子が〜可愛い。この歳でデッド・ヒートでニヤニヤしてる。 その女子はピットインの時に車触って30秒ペナルティというとんでもねえことをしちゃうけど、チェン的にはそれで絶対負けられないバフはかかったと思う。妹の命がかかってる時点で負けられないけども。スマイル見せるフォローも良い奴。 ファミリーが誰一人死ななくて本当〜に良かった。 恒例のNG集でいつも通り大怪我のチェン。火だるまだし大落下だしよく生きてるもんだ。セッティング中のスタッフをトランポリンでひたすら邪魔してる図は笑った。