プロジェクトBB

寶貝計劃

金欠ズッコケ三人組に巨額の依頼。それはターゲットの赤ん坊を盗み出して依頼主に届ける仕事だった。ドタバタの育児&逃亡生活が始まる。

プロジェクトBB

寶貝計劃

全くのノーマークだったけど蔦屋書店にて発見。これアマプラにも無かったしマジで知らなかった。でも店員の手書き帯でめちゃめちゃに推してたので、店員を信じてレンタル。

激おもろ映画だった!! これアマプラ上陸しなきゃダメだろ〜。めちゃ面白かったよ〜。
ご機嫌アウトローチーム(ただし強盗・誘拐・殺人はしない)なギャンブル狂チェン、ハンサムプレイボーイ、守銭奴おじさんのずっこけ三人組の話。常にお金に困っている三人は金のためなら体を張る。
ある日病院の倉庫から薬をかっぱらって脱出しようとしたところ、同時にもう一つの事件が発生した。出産したばかりの赤ちゃんを奪って、その母親とよりを戻そうした男の騒ぎである。根は善人のチェンたちは命懸けで赤ちゃんを助け、問題の男は命を落として一件落着。

その後さらに素寒貧となったチェンたちにとある依頼が舞い込んだ。巨額の報酬に一も二もなく飛びついたチェンたちだが、その内容はなんと生後数ヶ月の赤ん坊を誘拐して依頼主の元へ届けるというものだった。思わぬ悪行に揉めまくりのチェンたちだったが、誘拐のさなかでチームの頭脳・守銭奴おじさんが逮捕されてしまい留置所へ。おじさんが釈放されるまでの一週間、急遽赤ん坊の世話をすることとなったチェンとプレイボーイは初めての子育てと追手からの逃亡でドタバタ育児生活が始まる。

ずっと楽しい、コミカル子育てとド派手アクションがひっきりなしでドラマ要素も大賑わい。ファミリーで観るのにちょうど良い。
コードネームがサンダルとかフリーパスとか絶妙にダサいのは気になるけども。

ユンピョウが銭形ポジションで登場したり、チェン映画好きには嬉しい演出盛り沢山。DVDパッケージにはユンピョウ入ってるけど、ポスター検索したら抜かれてるやつばっかりだったからサプライズ出演って感じだったのかな?
若い頃のユンピョウしか見たことなかったから最初ピンと来なかったけど、吹替えがいつものアムロだったからすぐ分かった。

吹替え版といえば何故か歴代チェン映画タイトルをちょいちょいセリフに差し込んでくるので楽しい。冒頭で競走馬の名前がヤングマスターな時点で「お?」と思ったけど、その後奇跡的に着地したシーンで「ミラクル……!」と言ってて再び「おやおや?」からの、「俺が酔拳使ったってのか!下半身だけ蛇拳ってか!」のセリフで確信。だいぶ笑った。その後もキャノンボール、ラッシュアワー、クレイジー・モンキー、匂わせでプロジェクトA(「時計塔から落ちるよりはマシか」)は分かった。超楽しい。一応字幕版も確認したけどもちろん映画タイトルいじりは無かった。

吹替えがだいぶ自由で面白かったのでやっぱりチェン映画は吹替え派。いや、字幕版も観るけど好きなのは吹替えの方。なんてったって喋りすぎ。特に守銭奴おじさんはどんなにシリアスな場面でも澱みなく小ボケ挟み続けるから凄い。主にダジャレだけど。

とにかく赤ちゃん子役がハイパー天才で感心する、めちゃめちゃ仕事出来る。分かってても冷凍室で冷えてく赤ちゃんには「やめてー!!」となった。

格闘シーンもガッツリ気合い入ってて楽しい。子供にチェン映画観せるならこの辺からがちょうど良いかもしれない。自転車とか時計塔とか真似されたら危ないからな。
2024-05-26