香港国際警察 NEW POLICE STORY

面白いらしいのでレンタル。これ観ようとして『新ポリス・ストーリー』観ちゃって「？」ってなった。邦題似すぎ。

監督『WHO AM I?』のひとだ。こっちの方が先なのね。
面白かった〜エンタメたっぷりのサスペンスアクション、細かい演出もオシャレ。家族にも見せられる。

特殊チームのリーダーであるチェンが隊員を引き連れて犯罪集団の根城へ突入。素人の若者五人が相手と油断していたら、恐ろしいトラップにより仲間が次々と捕らわれる。最後に残ったチェンに「仲間を救いたければゲームをしよう」と挑戦を突きつけられ、負けてしまったことで仲間は全滅してしまう。
新進気鋭の後輩たちを失ったチェンは深いトラウマを負い停職、酒に溺れる日々を過ごす。その間にも五人の若者による犯罪は起こっている。そんなある日、泥酔したチェンの前に「今日からあなたの相棒になりました」と一人の青年が現れる。

敵も犯罪もエンタメ色強くて楽しい。ヒャッハー系の若者五人がゲーム感覚で警官を次々ころしていく。程よく闇が深い。
全体的にビジュアル良かったけど、ここの五人もしっかり良い。主犯は言わずもがな、メンバーみんなシュッとしてる。基本派手髪でかわいいし覚えやすい。
武闘担当の若者は佇まいも身のこなしもイケてて素敵、とんでもねえ身体能力だけど何やってた人なんだろう。菊池風磨似。
主犯は素晴らしくイケメンで良かったです。ここが黒髪というのもナイス。要潤似。韓流スターにもいそう。
紅一点の女子は栗山千秋様にしか見えなかったけど流石に別人だった、お美しい。

相棒の青年も良い。最初から胡散臭さMAXだけど、どん底に暗いチェンに反して終始明るく笑顔で調子が良い。でもしっかり強くてアシストも完璧な優秀さ。これは地味に珍しい取り合わせ。ていうかこちらもハンサム、だいぶハンサム。中国にこんな爽やかハンサムいたんかい。武田真治似。

泥酔チェンが小馬鹿くさいチャラ男二人にあっさり倒されるのは物悲しかったけど、まあ酔拳使えないものね……と思ってたら相棒に発破かけられて泥酔状態のままノしたのは嬉しかった。その時にチャラ男が「酔拳かよぉ……」てうめくのも笑う（吹替版）。

戦うステージも登場キャラクターも、主犯のジョーカー然とした底意地の悪い犯行内容も一通り良かった。
銃の組み立て勝負で負けて後輩たちを失ったチェンが、最後の再戦で弾の直詰めで勝つ展開よ。最初よく分からなかったので巻き戻してじっくり見たけども。一発の弾丸を入れて先に相手に向けたほうが勝ち、だからマガジン？に装填の工程をすっ飛ばして直詰めしたチェン。熱い、かっこいい……かっこいいけど知識と語彙が無いから上手く言えない。でもテンション上がった。

そこに援護部隊と警官の父まで現れて絶望した主犯が、手元で弾を抜いてニヤリとした後に銃を突きつけてくるのも……。即射殺されたくての行動、切ないがやっぱり見せ方がオシャレ。記憶に残る映画だ。
からの青年の正体も最後の最後に判明。熱い話だ。また会いに来て欲しいもんだ。

満足、もう一回観れるチェン。