世紀末の動く城。捕縛された小国のヒロインが母の復讐のため大国ロンドンに挑む。シティボーイも巻き込んでレッツ反乱。
前知識一切なし。何かすごそうだというだけで観てみる。国が動くなんて魅力的!グラフィックというかビジュアルは果てしなくハウルの動く城だけど確実にリスペクトはあるはず。いきなり国同士の激闘チェイスに始まり勢いのあるオープニングからのタイトルの流れはかなり最高。めちゃくちゃ楽しみ~!からの失速がすごい。何故だ……多分ものすごく大規模な話なんだろうけど全てがギュっ!とされすぎてて置いてけぼり感がある。歴史とかすごく重要だろうにものの一言・二言で説明してしまうし。知らない単語もガンガン出る。人物相関も「一回言えば分かるっしょ」的説明。主人公も最初かなりかっこよかったのにだんだん信念などゆるくなってる感も否めない。まずあの義父の存在は必要だったのか?設定も世界観も素敵なのに活かしきれてないような……違う監督ならもっと面白かったかな……。