人身売買の組織に潜入捜査するもバレてしまい、冤罪でタイの刑務所にぶち込まれた刑事。それを知った看守が捨て身で手を貸す。
もうアクションが足りてないからトニー・ジャーかたっぱしから観るぞ。これは香港の凄い人とW主演らしい。何やら評価も高い。 香港の凄い人、『メグ2』の叔父さんの人か!! 鬼スタミナのタフガイね。今回はワイルドな感じでまたかっこいい。 誘拐と臓器売買を繰り返す組織に潜入捜査中だった刑事(香港の凄い人)の正体が組織にバレてしまい、ハメられてタイの刑務所にぶち込まれる。その刑務所に看守として務める正義漢がトニー・ジャー。刑事が冤罪であること、所長が何やら香港の良からぬ組織と繋がってることを察するも重病の娘のため反旗を翻すことも出来ず……。板挟みになっていたが目の前で刑事が殺されようという時に覚悟を決める。カンフーとムエタイのタッグ誕生! まずお話が面白くて期待以上。何だこれちゃんと面白いぞ。テンポが良くてバイオレンスとアクションひっきりなし、でもストーリーやキャラもしっかり濃い。 主人公二人が言語コミュニケーション全然取れない感じが好き。モータルコ◯バット然り、言葉が通じないけど並々ならぬ関係性って面白いわ。 香港刑事がタイ語分からず刑務所で限界孤立、そこにトニー看守が中国のドナーと電話させるため独房に飛び込んでくる展開楽しい。娘のためなりふり構ってられぬトニー。 とりあえずゴリゴリアクションする香港の潜入捜査員&タイの看守という設定だけでもう楽しいので好きだった。黒幕もちゃんと強い。むしろ黒幕がちゃんと強くて驚いた。用心棒が強いのでそこがミソかと思ったら、シュッとした黒幕が最終決戦でめっちゃ戦う。でも病弱な敵は最後まで全然戦えない病弱なのでそこの徹底っぷりも良かった。瀕死同士の泥試合、熱い。 しかし立て続けにトニー観てるとワイヤーアクションが気になるようになってきた。盛り上がってても気づくといっちょまえに「うおお……あ、今のワイヤー使ったな」と思うようになってしまった。バレないようにやってくれたら良いんだ。主役二人は基本凄まじかったけど。 看守の鎖バンテージが熱かったのでああいうのもっと見てみたいな、仕事道具(?)で武器代用していくやつ。 娘の狼エンカウントだけ謎だったけど大ハッピーエンドで良かった。クスリのせいでドナーになれないって最初聞いた時は泣けたけど間に合ってホント良かった。 主役どっちかめっちゃしにそうで地味にハラハラしたけど全員生存ルートで安心映画。 ていうか邦題だけだとチェンとトニーの映画かと思ってしまうけど全然無関係だ。原題よく見ると二作目っぽいし、またマッハ使いたさに強引改題か。原題サッパローって読みたくなるね。