プロ特殊部隊、ある島国の将軍暗殺ミッションを遂行しようとしたところ黒幕が別にいた。ミッションは断ったが現地の娘を救うため再出動。
トニー・ジャーが四作目に出るというので一作目から予習。なんか大御所がワラワラ出てきてお祭り状態なイメージがあり、何となく敬遠してたけども。いざ観てみたらスタローンとステイサムのタッグ映画という感じで全然見やすかった! 依頼人がブルース・ウィリスで「え!」となった後にシュワちゃんが出てきて「えええ!」とはなったけど、友情出演レベルだったのでとっ散らかることもなく。本当にちょびっとだったな。 まずスタローンこんなに渋かっただろうか、マジでロッキーくらいしか観てないのでイカす男前っぷりに驚く。単にこのくらい歳重ねたワイルド系が好みというのもあるけど。とんでもないマッチョを維持していてシンプルに凄い。 ステイサムはもちろんかっこいい。皆がステイサムと言えばナイフ、みたいな扱いしてるのはこの映画のせいか。ナイフ使いキャラで非常にかっこいい。ステイサムのアクションは全体通してずっとかっこよかった。マイラブ。 この二人がメインだったけど、オープニングで二人の名前に続いて「and Jet Li」で「え!!」となり続けて「Dolph Lundgren」で「どええ!」となった。ガチじゃん。格闘ガチ。そりゃトニーさんも呼ばれるか。こりゃドニー・イェンやスコット・アドキンス合流も近いかもしれない。してたらどうしよう。 ドルフ・ラングレンこんなデカいの。普通に対峙した時点で心が折れる迫力。 しかしジェット・リーがチビ扱いとは……それで言ったら大好きなチェンもトニーもチビ扱いされてしまうって言うの……? 負けるな東洋勢。にしてもジェット・リーをもうちょいカッコ良く扱って欲しかったなあ〜と言うのはワガママか。チビいじりはまあ良いとして、「俺が勝ってた」「はいはい」の天丼、家族がいないのに子持ちの虚言、その上での金への執着、一体どんなキャラ付けだ。まあいいけど。 これも意外と短い、90分くらい。ターゲットの島に行って戻って仕事断ってもう一回行く話。スタローンが仁義を通す回。 特殊部隊のくくりだけどスタローンとステイサムがめっちゃ仲良し。だいぶいい職場だ。傷心のステイサムがスタローンに「フラれたことあるか?」て聞き出して(親友じゃん)と思ってたら「俺はお前の親友じゃねえ」て返されてて笑った。まあ渋いおじさん同士の会話ではない。 そして結構むごい。一応R15だったけど、初手上半身吹っ飛ばしの攻撃。あらら吹っ飛んじゃったよ……と驚き。思いの外過激な演出多めだった。その代わり格闘シーンのトドメが豪快になるので楽しいっちゃ楽しい。 何となく気になるのはちょっとセリフがクサめなとこか。いやかっこいいのは好きだけど、終始やりとりがちょっとクサイので若干恥ずかしくなる。後半慣れてくるとはいえ。あんまりこのパターン無いんだけどな、スタローンのセンスなのか。 普通に楽しかったけどステイサムのコードネーム"クリスマス"で良いのかい。なぜそうなったのか、それだけ気になる映画だった。