死霊のはらわたⅢ キャプテン・スーパーマーケット

Army of Darkness

死霊により中世の時代に飛ばされてしまった主人公。元の世界に戻るため、現代の知識と技術を駆使して現地の民と死霊を倒す。

死霊のはらわたⅢ キャプテン・スーパーマーケット

Army of Darkness

今年新作が出てたらしいのでまだ観てない三作目を鑑賞。二作目が割とはっちゃけたラストだったので一体どうなるのか。

なんと二作目のはっちゃけラストの直後からスタート。経験上、前作ラストの直後から始まる続き物は大抵出来が良い。
これも普通に面白かった。開き直ってもはや全くホラーテイストではないけど、世界観に順応していて良し。このはっちゃけ世界に飛び込んだならそうあるべきだ。

なんとなく字幕付きの吹替で観たけど、吹替の翻訳はだいぶセンスが光っていて面白かった。主人公がこんなにお茶目で愉快な男だとは前作では全く分からなかった。いや手首落としてチェンソー構えたあたりはいいキャラだなと思ったけど、単純にナイスガイな人物だと思ってた。世話になった王様に対して「とっつぁん」呼ばわりは字幕ではお目にかかれない。

ヒーローものジャンルでの面白さ、そして主人公の基本先住民にも死霊にもヘラヘラするスタンス(かつちょっとしたことで調子に乗る感じ)はサム・ライミの初代スパイダーマンに通ずるところがある。こんなのもイケるんですよと、いうライミの引き出しをこの回で見せつたに違いない。そしてスパイダーマンに繋がったんだ、多分。知らんけど。

だがしかし邦題のチープさはどうにも。マーケット要素はあったっちゃあったけどそんなにメインでもないでしょう。何より原題掠ってもないね。まあ……今回は明るいテイストです、というのを分かりやすくしてるのかもしれない。ポスターは好き。

映像はパワーアップしていた。分裂する主人公、小さくなって大量発生する主人公、骸骨軍団……CG? 特撮? も駆使していて地味に凄いことをしている。

またとんでもない終わり方してるけどもしやここから最新作に繋がったりする? それはそれで楽しみ。
2023-10-30