よっしゃあ二作目を楽しんだので三作目も観るぞ。うーーーん三作目は微妙だった。何があった。監督か？ 二作目と同じだな。脚本か？ 脚本は確認できないな。wikiも無いぞ。そんなことある？ トニーに求めているものが恐ろしく省かれてストーリーメインの内容に。そのストーリーも展開が謎そして最終決戦もパッとせず。アクションはだいぶ少なく、敵はワイヤーも魔術も使う。そういうこっちゃないのよな〜。何よりティンの最大の復讐相手がティン関係ないとこで関係ないキャラに殺される。ダメだろ〜それは……ラスボスすり変わっちゃったよ。 まず「ティンは死んだ」と言い切ったあの後だから、どういう話になるかと思ったら「でも実は処刑寸前で助かりました」というまさかの展開。それもスパイによるエセ勅令で連行されて助かる。地味なやっちゃ。リック・オコ◯ネルは気合いで絞首を耐えたのに。 などと不平タラタラでも仕方ないんだけど。今回はムエタイマシンというより人の優しさに触れて舞踊の要素を取り入れた奥義に開眼する。が、それがまあ舞踊だから基本的にずー……っと画面が穏やか。拷問でボロボロになったティンがようやっと回復して歩き回れるようになった時点で既に半分くらい尺使ってたからマジかよぅという感じだったさ。そこから「こんなにボロボロの俺はもう俺ではない……」て悩み始めるし、立ち直ってから舞踊トレーニングの日々だし……その間に復讐相手は謎の魔術師にワイヤーアクションでころされてしまってるし……。 最終決戦はいよいよ魔術全開。幼馴染が殺され、怒りMAXで敵兵をフルボッコ。ようやくティン無双！ と思ったら魔術攻撃で致命傷を食らう。も、もうダメなのか――！？ と思ったら何か神的なものによって時間を巻き戻された。幼馴染が殺される前まで。うぇ……？ そしてそこから同じ過ちを繰り返さないよう創意工夫ファイト……というわけでもなく、魔術返しでラスボスを弾き飛ばす。は、はぇぇ……？！ いやあ久々に凄いもん観た。ムエタイアクションを見たいだけなんだ。トニー巡りの旅は続く。
2023-10-16