100億で取引される謎の盗品を回収するため特設精鋭チームが出動する。
またまたガイ・リッチー×ジェイソン・ステイサムの組み合わせ、観るに決まっている。 クライムものにハマってるっぽいガイ・リッチーだけど、今回は行政ポジションのステイサム。アウトロー感はすごいけど。目標追ってるうちにミッション次々生えてきて国中飛び回ることになるミッション・イ◯ポッシブル系。今年はこのテイストが多い印象だな。 主役はステイサムだけどチーム戦だから他のメンバーもゴリゴリ活躍する。うん、イ◯ポッシブル系だ。 ケチな司令塔(中間管理職)とやる気満々の新人、様子のおかしいサイバー担当の3人+ステイサムという構成。全員漏れなく有能でストレスフリーなプロフェッショナル集団。そこにターゲット(イケおじ)を釣る人質として人気スター俳優が巻き込まれるので楽しい。様子のおかしいサイバー担当がスター俳優の恋人役となり、ターゲットのパーティーに潜入。俳優にまんまと釣られたターゲットの別荘に二人はお呼ばれし……。 この辺の感じは好きなガイ・リッチーだ。内容はもうちょい壮大だけど。バディもの外さないイメージだからその手のやつまた出してくれないかな。 様子のおかしいサイバー担当は美女っちゃ美女だけど、第一印象悪すぎて「これ映画終わるまでに好きになれるだろうか」と不安を覚えた。ボケの方向性も下ネタの質もひどいので正直引いてしまった。初対面でかますにはちょっとズレている。これが美女でなく美男だったら自分の中で全然許容されるので、女性フィルターはかかってるのかもしれない。好きになれなそうな女性キャラが出たら男性キャラに置き換えて「まあ許容されるか……」と歩み寄るようにしている。そもそも大抵の場合監督も脚本も男性だ。そういうことだ。 ステイサムは安定で好き。今年はステイサムの供給が多くて嬉しいところ。しかし同世代の認知度の低さは何なんだ。あんなに出てるのになあ。 今回は時系列前後とかの演出は無く気楽に観やすい。相変わらずポンポン話が進むので途中で思考が停まりそうになるけど、ところどころで整理して話してくれるので助かる。ターゲットおじさんと俳優は絆が生まれてたからやられて欲しくないな……と思っていたら大ハッピーエンドで嬉しい。エンディング明け急に日本語が聞こえてびっくりしたけど嬉しい。キルビルみたいな映画作ってたのかな、俳優。日本が出れば何でも嬉しい。 テンポ良くてアクションとエンタメのバランスもちょうどいいくらい。普通に楽しかったけどもう一回観たりはしないか……くらい。ジョシュ・ハートネットが好きならハマるんじゃないか。