オートボットと人類が分かち合う前。故郷の星へ帰るキーを凶悪な敵と奪い合う。
ゴリラだー! ビーストウォーズは兄がハマっていた、世代的にはその辺なんだろう。母を経て代々伝わっている、「WO〜WO〜悲しみはSTOPPING♪」謎ラップだけがビーストウォーズの記憶となっているけど、遂に令和に映画で観られる。 良かった、主人公が新しい。4、5作目の親子が全然ハマらなかったので嬉しい。5作目なんてさっきまで記憶から抹消してた。6作目も別にハマっていないけど、単純にウィトウィッキーくんが最高すぎただけだろう。前の感想でも言ってた気がするな。次作でいいから帰ってきてくれないかなあ。 そしてこの新主人公、『イン・ザ・ハ◯ツ』の人か。ミュージカル映画主役で9割ラップを歌った男。今回遂にアウトローでHIPHOPな主人公来るか!? と思ったら全然穏やかな家族思いの優男だった。な〜んだ。CMでヒャッハー行ってたのは友達の方だった(こっちはガチラッパーの人)(予告は見ない)。 普通に好きだし相棒もファンキーでかわいい。しかし親は「主人公どっちも何か……パッとしないね」との感想だった。白人バキバキハンサムと金髪バチバチ美女の映画ばかり観ているからそうなるんだぞ。 時系列が結構遡る。一個前のバンブルビースピンオフの次くらいで、オプティマスはまだ人間を信用していない。ずっとツンケンしていて今までのオプティマスが相当ヤワだったのが分かる。 そんなもんで全体的に規模は小さめ。ロケ地は大体ニューヨーク→チベットの二カ所で、派手に破壊される建造物も最初の美術館くらいか。マイケル・ベイイズムが足りてないぞ。 車からの変身はいつ観ても良い、寿命が延びる。だんだん変身までが早くなっていくのがたまらないよね。 今回は敵にも味方にも女型がいる。味方の方はシュッとしていて素敵だけど、敵が割とイカつい造形でセクシーなキャラなのでとても良い。こういうの好き。 マキシ丸軍団の獣感とメカ感はかなり頑張りを感じてこれまた良い。パンフ読んだら特に鳥がヤバかったらしい。翼の造形ね、かなり複雑らしい。 メインは初登場のチャラめオートボット・ミラージュ、主人公の相棒ポジション。このミラージュ、喋ってない時の方が好きだ。最初のポルシェのまま黙ってカーチェイスして撒いてく時の「こいつは一体どんなキャラなんだ……!?」てワクワクした(予告は見ない)。最後の合体からの、一言も喋らないスーツになっちゃったのはそれはそれでグッときた。あんなにべらべら喋るキャラだったからこそ、無機物になっちゃったような寂しさ。だけどブーストしたりガードしたり、黙って主人公をアシストしてたのが健気でまたグッとくる。ロボットロマンだ。 だけどやっぱりオプティマス、ここぞというところでカッコよく登場する。「一人ではない」スライディング、あれかっこいい。でもそれよりイケてたのはビーの登場だろう。ぶっちゃけCMであの登場シーン流しちゃってたから予想ついて初見の興奮は逃したけど。これがあるから予告は見たくないのよね……。でもぶち上がった。ラジオ音声を使うビーだから登場と共にDJもカマす。ちょっとそれはカッコ良すぎるだろう。やっぱり初代主人公の相棒、特別扱いが嬉しいな〜〜嬉しいね〜〜……。 ところで最初の「オプティマス・プライマル」が不意打ちでだいぶ笑いそうだったけど本家の名前ってどうなってるんだ。こっちがご先祖ポジションなのかなと思ったけどシンプルにオプティマスに憧れて付けたっぽいし。プライマルって何だ。もうちょい無かったものかしら……かわいいからいいか。 エンディング後のG.I.ジョーとの絡みは予想外だった。同じオモチャからの実写映画化ということでコラボしたらしい。やべぇ〜G.I.ジョー、イ・ビョンホン目当てでちょっと観たけどつまらなくてリタイアしたやつだな……スピンオフの『漆黒のスネーク・アイ』はちゃんと観たけどトンデモ日本描写には圧倒されたな。う〜ん一応見とこうかな。次回作出たら観よう。