一作目を観たので続けて鑑賞。まさかの一作目ラストからの地続きスタート。この手の続編は当たりだと知人は言うがどうだろう。
何となくこの山小屋で出来ることはやり尽くした感あるけども。流石に新メンバーが途中参戦してきたので安心した。4人追加されてまた5人のシチュエーション、今度は女2・男3で新メンバーは主人公より年上の大人たち。前作と全く同じ状況・同じ敵だけどメンツで味変されている。
それにしてもこの4人が合流するまではどうにもエキサイティングせず。
中盤までひたすら前作生き残りの主人公が前作と同じ山小屋で怪奇現象と戦っている。死霊というより怪奇現象。そりゃ前作で死霊ゾンビは片付けたし仕方がない。というか日中スタートで「夜じゃなければ奴らは襲ってこないんだ……!」設定になったのに、突然空を黒雲が覆い結局昼も夜も関係なく普通に怪異が襲ってきたから納得がいかない。
左手だけ乗っ取られて自力で切断はガッツがあるなと思ったけど、その後も普通に戦い続けてるのはとんでもないメンタルだ。
いやメンタルどころじゃないくらい主人公+もう一人の生き残りの体力が凄まじかった。切られても殴られても撃たれてもなお立ち上がる。特に戦闘スキルがあるわけじゃないのに体力だけでどうにかしてる。他のメンバーは一、二発でアウトなのでとんでもない主人公補正だ。
しかし終盤で主人公もちょいちょい乗っ取られるのは楽しかった。正気に戻ることもあるので一概に殺害してしまうのもいけない。今回は友達でも恋人でもない赤の他人が相棒なだけに「このまま主人公やられてしまうのか――!」という緊迫感はあった。前と比べると死霊化人間が全然少ないけどこの主人公ゾンビでまかなった感じだ。
ところで主人公が失った左手にチェンソー装備してたけど、某チェンソーマンはここから着想得ていたりするのかしら。そっちは見たことないけど。
なんやかんやあって最後には死霊の親玉が現れて最終決戦、無事に封印の呪文を唱えて死霊たちは次元の穴に吸い込まれていったわけだけど、ここで問題の展開だ。
かつてない吸引力で主人公まで穴に吸い込まれてしまったのだが、たどり着いた先は何やら違う時代の砂漠。兵士たちに囲まれて矢を向けられた矢先にモンスターが飛んできて軍はパニックに。山小屋から持ち込んできたショットガンで主人公がモンスターを瞬殺すると、兵士たちはその強さに驚いてにわかに主人公を崇拝し始めた。ひたすらNOOOOO!!と叫ぶ主人公の声と共に映像はフェードアウト……。
いやいやいや。突然のマッドマ◯クス世界に困惑である。死霊が元いた時代に返されたということ? これ山小屋密室ホラーからマ◯ドマックス大アクション映画になったらあまりにも自由だ。ど、どこへ向かっているんだ……と何とも言えない気持ちになった。ストーリー的には二作目以降は別に観なくて良いかもしれない。
ポスターは2の方が好き。
2023-05-03