追跡者

U.S. Marshals

殺人の濡れ衣を着せられた男が護送中に逃亡。違和感を覚えた保安官がどこまでも追う。

追跡者

U.S. Marshals

母が推すので年末実家で鑑賞。『逃亡者』で追う側だった保安官のスピンオフ的な話らしい。そしたら『逃亡者』を先に観た方がいいんじゃない? と思いつつ、レンタルして観ちゃう。

トミー・リー・ジョーンズは昔からおじさんだったけど、何よりビックリしたのは若い頃のロバート・ダウニーJrが出てる!! しかもバディ役。アイアンマン以降しか観たこと無かったから衝撃。遅咲きとかじゃなかったのね。小生意気ハンサムが似合う。

話も普通に面白い、とにかくテンポが良い。サックサク展開する。
逃亡者の男が悪い奴ではないとじわじわ分かってくるのに比例してこちらも応援の熱が上がってくる。銃で脅しても人は殺さず、絶体絶命でも防弾チョッキを狙う人間性。殺人もはめられたもので、黒幕を探そうと奔走している。トミーも追跡しつつその男への「真犯人ではない」「別に黒幕がいる」という信頼が高まっていくのも熱い。

ちょいちょい証拠を残してしまう詰めの甘さはありつつ、真犯人の存在が二転三転するサスペンス要素も満載。逃亡者の手錠の抜け方、扱う銃も覚えていたのでなかなか気持ち良い。恋人も最後まで信頼していて良い。人柄だね。そしてアイアンマン衝撃の発砲は鑑賞済みの母も「え!!」とリアクションする見せ方。やっぱり男はちょっとおかしいくらいが素敵。

今度はちゃんと『逃亡者』を観よう。ハリソン・フォードらしい。
2023-01-02