エスター

有名だしオチも知ってたけど未見なので観てみる。

序盤から苦労する母親、その心の支えである家族の幸せな日常を見せられて「この家族が不幸な目にあうとか絶対見たくないな……」と早くも嫌になってくる自分。マジで。結果悲惨なことになるのでやっぱりただただしんどい。

ポスターと打って変わって可愛らしい顔立ちのエスター。やり方が想像以上に陰湿かつ雑で全然好きになれない。
基本的に犯行は詰めが甘いし証拠隠滅もいい加減。幼子を利用して加担させ、目撃者を脅迫して抹殺して、犯行を恩人になすり付けて、挙句に色目を使って逆ギレして。ううん、最低だ。そういうお話なんだけども相変わらずやり口が好きになれない。魅力ある悪役かと言われると微妙だけどインパクトは強いと思う。
何よりどれよりお母さんのバラに手を出したところは絶句した。無理無理、ドン引きである。自分も発狂するわ。それ含め最低な言動の全てが無垢な子供のものではなくシンプルおばさんのものと思うとなおキツい。

年齢制限はグロさというよりセクシーな方が引っ掛かったのかな。
終盤お父さんのシーン、海外じゃペドフィリアは異常者扱いだから良いとして日本だったらワンチャン行っちゃいそうだからまずい。だめ絶対。

気になったのはエスター のファッション、リボンを誤魔化すためなのか単純におばさんのセンスのズレなのかは微妙だった。どっちにしろ絶妙に痛いので良い味は出してる。
疑いが晴らされて子供も死ななければ一応ハッピーエンドです。

ちなみに原題の「Orphan」は孤児・遺児という意味らしい。