動物の皮を被った男がチェーンソーぶん回してずっと追いかけてくる。
現代ホラーの礎を築いた映画の一つ!有名なキラーの中でもレザーフェイスだけは未知数だったので観てみる。この映画のすごいところは制昨年にある。もう50年前になろうとしている。この時代にこんな映画が作れたってのがまずヤバい。何から言えば良いのか、とにかく鑑賞を放棄したくなるほど頭がおかしくなりそうで怖かったっていうので未だにこれを超えるものはない。洋ホラーあるあるのバーン!ドカーン!!もなく、目を背けたくなるようなグロ描写も特に無い、それなのにサイコスリラーものでこれほど精神を侵してくる狂った作品は無い。まずは演出、ストーリーは単純でいわくつきの地へ若者たちが遊びに行ってシリアルキラーに襲われる。オープニングから展開が読めなくてひたすら不気味。もうドン引き。からの第一被害者のキルシーンは圧倒的。夏の真昼間にいきなり現れていきなり殺害。屋内で一瞬の出来事、誰も気づかない。このシーンは怖かった。割とサクサク殺されてあっという間にあと一人、ホラーの配分としてはかなり異色だがここからがまぁ~~えげつなかった。これまでのは前座も前座。やっぱり音響が異常。BGM一切なし。延々と鳴り響くチェーンソーの音とヒロインの大絶叫と何か家畜の鳴き声。これがマジで後半のチェイスシーンずっと、ずーーっと鳴りっぱなし。サイコスリラーは好きだけどこれには本当に参った。家でこれなんだから劇場で観てたらいよいよ耳塞ぐかもしれない。サイコ作品というよりサイコ作者。