バットマン フォーエヴァー

BATMAN FOREVER

顔半分男とナゾナゾ男がバットマン成敗に暴れ回るので頑張って止める。

バットマン フォーエヴァー

BATMAN FOREVER

『リターンズ』まで観てたので三作目も観てみる。オープニングでいきなりヴァル・キルマーの名前が出てびっくり。バットマンやってたの!? ちょうど『トップガ◯』観てきたところだったので非常にタイムリー。

でもやっぱり悪役の方が魅力的。本当にバットマンは悪役が良すぎて主人公いつも霞んでしまう。この間のロバート・パティンソンの最強ビジュアルでやっと、ってくらい。
まず初っ端から若トミー・リー・ジョーンズのトゥーフェイスがカッコ良すぎてどうしようかと思った。ドンピシャです。映るたびにトキメキ止まらず。喋り方も身振りもファッションもヘアスタイルも最高だ。自分が絶体絶命の時「地獄で会おう」って手を振るのが素敵。死なないし。
対してもう一人の悪役、リドラーはなんとジム・キャリー! えー! 知らなかった。表情がクリックリ変わるしジェスチャーも劇的にデカいし語り口調も活弁士。マスクマンだ。コメディアンだ。ハマってるなあ、こういうののために生まれたんじゃないか。序盤のロン毛がとてもハンサムで堪らないし、その素のビジュアルのまま狂ってるジム・キャリーも初見でこちらも妖しいトキメキ止まらずです。とはいえリドラーになるともろマスクマンで大はしゃぎ。幼き頃の思い出だ。『ザ・バットマン』のリドラーはびっくりするほど普通の人だったけどこのリドラーを受けての演出かな。クセ強すぎるのよ。

そしてロビン、ここで出たのか〜。コミックは毛ほども知識が無いけど度々耳に入るロビンの存在。誰? て感じだったけどようやく判明した。原作とは違うかもしれないけど追いついた感。息子じゃないんだねー。サーカス衣装がダサすぎて一周して良い。その前振りからの終盤の巻き返しか。普通にイケメンで愛らしい弟子だ。性格がかわいい。若い。
ニコール・キッドマン全盛期をまともに見たのは初めてだけどめちゃくちゃ美人かって言われたらそうでもない気がするけどどう。前作のキャットウーマンの人がバチバチに最高だった反動もあるかもしれない。

バットマン&ロビンvs.リドラー&トゥーフェイスのタッグマッチ映画のようだけど比率的にどうしてもバットマンvsリドラー。終盤はメインじゃない方がちょっと手持ち無沙汰感。そこだけ若干気になった。
それにしても悪役コンビがこれといった仲間割れもなく最後まで超楽しそうだったのが面白かった。ビジュアルも強いし凄い。『ザ・バットマン』ラストの高笑い男を「おっトゥーフェイスか!?」と期待した自分の思考の流れはある意味合っていたわけか。未だに新ジョーカーの存在に納得いってないマンである。

とりあえずティム・バートンみ溢れるダークとファンタジーのバランスが相変わらず素敵。暗すぎずマンガすぎず。
当時ロッククライミングが日本に普及してなかったのは分かるけど「岩登り」って訳は不意打ちだった。夜のイイ雰囲気で「今度岩登りに行かないか?」て。どんなお誘いだ。
2022-06-24