シャイニング

The Shining

冬山のいわくつきホテルで住み込みの管理人一家。親父が発狂して斧持って追っかけてくる。

シャイニング

The Shining

地味にスタンリー・キューブリック作品観たことなかったのでやっと鑑賞。これは有名すぎて内容も登場人物も既に知ってたけど、改めて観るとやっぱり面白い。シーンの一つ一つが画になり、ポスター作る人は迷うべな。それでもやっぱりあのシーンがダントツ。ジャック・ニコルソンの演技力と顔面力はハマりすぎで彼以外の俳優がどう勝てるのかというほど。もちろん奥様も迫力満点。子役もトニーが不気味で文句なし。原作者に嫌われているのはシャイニング能力が端に追いやられてるかららしいけど、個人的にはお父さんの変貌していくサイコホラー要素が面白くてワクワクが止まらなかった。そして講義で思わず知った色の表現も注目するとなお楽しい。青から赤へ徐々に遷移する色彩が主人公の変異を示唆する。ついに斧を手にして廊下を歩いて行くシーンは真っ赤っかな印象しかない。それにしても黒人さんがあまりにもあっさりすぎて悲しむ暇もなかった。この世は無常。ラストの意味深な写真は思わずググってしまった。
2019-10-03