一作目がめちゃ良かったので二作目も観る。歌うま系を観るのは大好き大好き。ところが吹替えは2スクリーンで一日中上映されているのに関わらず字幕版はレイトショーの一回のみ。なぜ!? 本家聴きたくない!? しかしDolby Atmosクオリティはえぐかった。あの音響で重低音バチボコに響かせられたのでかなりハイになった。少なくともBad Guyはブチ上がりすぎてしぬかと思った。
前回でみんな実力を認められ自信がつき家庭環境も安定していたため、サクセスストーリー要素は特に無かったけど純粋に歌うまを堪能できて良かった。今回は更に都会へ繰り出し大手の主催するショーを任されるというもの。一流のしごきと現実に耐えかねる面々、バスターはもはや犯罪行為しか行っていない。だが結果良ければ全てよしなのだ……多分。前回はバスターの劇場だったからまだ良かったけど今回の強引さは正直洒落にならないのであまり共感は出来なかった。応募すらしていないオーディションにアポすら取らずに掃除員に扮して侵入、出番待ちに割り込んで即興で披露してスポンサーの嘘をついて合格。挙句他の階で大騒ぎして警備員を寄せつけている間に本番公開。俯瞰して見るとひどい。夢を叶えるためには大胆なチャレンジ! にしては非常識だ。悪役ポジションの社長も言ってることや怒ってることは至極真っ当なので何とも言えない。でも映画だから良いのだ。
歌は良かった、やっぱり良かった。世界的ヒットした曲が多くて分かるものが沢山あるのが嬉しい。序盤でCan't Feel My Faceは上がるしかない。その後も「これ好き……! 曲名全然思い出せないけど好き……!」みたいなのが次々ぶち込まれてテンションアゲアゲだ。BGMも知ってるやつばかりでずっと癒される。Dolbyで大正解。久々に体感するとまるで段違い。ゴリラくんがカフェで熱唱するのは流れも選曲も最高だった。ありがとう。全然思い出せなかったけど後から分かった、ショーン・メンデスのThere's Nothing Holdin' Me Backだ。覚えられん。これを日本版はスキマスイッチが歌うんでしょ。聴きますわ。
新キャストも続々で予習ゼロだったけど楽しかった。オオカミちゃんがホールジーだとは! Girls on Fireが良すぎて帰ってからも再生しまくっている。日本版だとアイナ・ジ・エンドだって。スキマスイッチとこれだけは気になる。ゾウ青年もめちゃ素敵だったので調べたらファレル・ウィリアムスだった。Happyの人。まじか!! ガチである。チャーリー・プースやエド・シーランも早くお願いします。
展開も楽しい、ゴリラくんは絶対HIPHOPだと思ってたので途中からの味変はツボである。お父さんも相変わらずゴールドつけてるし最高にかっこいい。社長の白オオカミもモフモフで可愛い。メガネザル清掃員のポテンシャル高い。前作のオーディションで落ちたけど都会で成功してるバッファローその他もグッとくる。オオカミちゃんも最後一緒のバスに乗ってたから皆と町に行くのかな? 全力でエイリアン衣装着こなすのが可愛い。
前回ほど号泣するような感情移入は無かったけどとても楽しかった。ガッツリとサクセスする新キャラとかがいなかったからなーー……でも前作のスタメンが霞んだらいけないからね。出番少ないオオカミちゃんだけでも随分持ってかれたからな。ふふふ。
2022-03-22