嫌なことがあったらジャッキー・チェン。やっぱりはちゃめちゃに元気でるわぁ。一作目を観たので二作目を観る。今回は海軍関係なく海には出ない。その代わりチェンが治安の悪い&警察も腑抜けの地域の署長？ に派遣されてどうにか頑張る話。前作でも思ったけどコミカル色全開の割にはクライム要素がしっかりしてるというか、単純すぎない展開に妙を感じる。革命軍と警察のやり取りも主軸で社会的な面もあった。 でもやっぱりアクションよ、社会派とかクライムとかの前にアクションよ。今回もたまらない、令和にして着実にチェンにハマっている自分。子供の頃に出会ってなくて良かった。絶対姉とプロジェクトAごっこやってた。全編サービス精神旺盛なチェンの運動神経全開アクション。時計塔に味をしめたのか今回は落下芸が盛り沢山だったな。心折れずに更に増やしてくるって異常よ。楽しいからいいけど。「うわーー死ぬよ！！」なシーンが何度あったことか、からの「死ぬもんか！ ハァ！！」は笑った。死ぬよ。女性キャストも容赦なく体張ってて凄かった。ここはスタントの人か、と思ったところもエンディングのやつで本人と知り驚く。それがジャッキー・チェン映画に出るということ。 あと絶妙にすごいなあと思うのは細かい被ダメの見せ方が本当に痛そうなとこ。殴られたりとかじゃなくて、ドアに顔面ぶつけたり挟まれたり転んだりとかいったリアルめな被ダメ。あんまりコメディ強めのアクション見たことが無かったからこういった蛇足的なダメージの演出が新鮮というのが大きいのか。リアルだから時々演出なのかマジでぶつかっちゃったのか分からないところも”見てて痛い”に繋がってる。ああ痛い！ て声が漏れてしまう、すごいよチェン。治安の悪い地域がメインだから戦いの舞台もほぼ全部街中だけど、バラエティ豊かなシチュエーション作りでまあ面白い。 あとはスパイものの要素も加わって楽しかった。パーティー裏の隠れながらの追いかけっことか、革命家アジトのまさかの3派閥かくれんぼとか。あのターンは長かったけどお見事。あの手のもやりたかったのかしら。ドタバタって無条件に面白い。3作目は無いのかあ……。
2021-09-12