死んだ母の声に取り憑かれて闇落ちしていく父とその組織を拳で止めに行くホテル駐車係の息子。
面白そうな映画が一気に来たけどMARVELは最優先、ということで鑑賞。まずハリウッド映画の東洋勢に湧かないわけがないのよ。元々ハリウッド映画における東洋演出&東洋アクションが堪らないタチなのでMARVELでかまされたら興奮しないわけがないのよ。未だにモータル・コ○バットの中毒から抜け出せてないけど後を追うようにアジア系ヒーローが誕生した。感慨深い。 アジア系ヒーローと来るとカンフーを期待せずにはいられないけど、やっぱりゴリゴリのカンフーを見せてくれた。最近ジャッキー・チェン映画を見まくっていたのもあって所々リスペクトを感じるような演出があってテンションが上がった。バスの狭いとこすり抜けとかワンカットで100mくらい移動するアクションとか、特に竹にビヨーンぶら下がるとこはまんまだったね。いや他の感想でも散々言ってるけど結局カンフーって格闘術は最高にかっこいいのよね。それが同じ流派というかカンフー同士で戦うときが最もかっこいい。その点初っ端から”同じところで修行した敵”とのファイトなので格闘の応酬がまあ〜〜かっこいい。早いし映えるし。これこれー!! 振り返って見てもやっぱり最初のバス戦はかなり良かった。SFとカンフーの調和ってたまらん。 アクションといえばニンジャ・マスターみたいな強キャラの戦いも最高だった。というかキャラデザインが好きだった。もうちょい活躍を見たかった感じ。デザインといえば妹の衣装がずっと可愛かったなあ!! あとは神龍のデザインもカッコ良すぎて引いた。ちゃんと神龍だった。アメリカンドラゴンじゃなくて神龍。蛇スタイルに短い四肢と長いヒゲ、そして眉!!! 神龍にちゃんと眉がある、超かっこいい!! 自分でもツボがよくわからないけど。色も白×赤が意表を突いてカッコよかった。つまり想像以上に神龍のデザインが好きだった。神龍の他にも九尾狐に麒麟と中国古代の神獣がたくさん出てきたけど、やっぱり神獣っていいよねー……自然と超常的な力と古武術と神獣と、中国の魅力的な要素全部摂取できた。 中国の魅力要素として他にも音楽がある、割と全編通してずっと中国風の琴? とにかく弦楽器の音色が響いている。癒されるー……これがまた中国の自然の情景や神々の神秘とえらい調和する。自分が日本人だからか分からないけど、最も神々しい音楽って言ったらやっぱりこの手の音色よ。 キャストについても。お父さんすっごい見たことあるなーと考えてたら思い出した、レ○ド・クリフの周瑜か!! すき好き。ハンサム。自分も死人の声が聞こえたら全て投げ打って闇落ちするタイプなので非常に同情した。仏を祀る場所で戦わないで……! と思ったけど一切破壊せず場所移動してくれたからほっとした。 マンダリンは分かったけどテン・リングスって名前だったっけ……? と思ったらアイア○マン一作目の方のテロ集団か。あんなに見てたのに毛程も覚えてなかった。ああ〜把握してたらタイトルの時点でブチ上がりだったのか。まあそういうこともあるさ。ところで輪っかをゲットしたけど子供たちには不老不死は渡らないのかな? 外してればOKなのかな。いわゆる我々の期待する”ザ・中国”の魅力を見させていただいた、エキサイティング系。楽しかった〜。