TEKKEN 鉄拳

Tekken

母親を殺された青年が市民代表で格闘大会に参加して巨大財閥を正規ルートで潰しに行く。

TEKKEN 鉄拳

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モータル・コ○バットが切れてきたので鉄拳を思い出して探してみたら実写映画あった。格闘ゲームにはそんなに熱中しなかったけど鉄拳はキャラの動きが楽しくて遊んでいた。仁とニーナくらいしか覚えてなかったけど見始めたら次々懐かしのキャラが出てきて感傷的な気持ちになった。

全く存在を知らない作品だったのでちゃっちいかと思いきやちゃんと普通に面白かった。キャラの再現度が高くて愛が伝わった。仁は少し可愛い顔してたけど髪型が凄い、あとはフードスタイルに拘ってくれたのが嬉しい。ムキムキだし。次にニーナ、遠くから見ても一発で分かるまんまの衣装。嬉しい。ただしロシア美女のイメージなのでなんとなく年齢層が高いのは気になった。アンナももろアンナで良い。そしてクリスティーナ・モンティアロ!! 登場で悲鳴を上げそうになった、懐かしい! 好きだったなあ。姉の使い手だったなあ。野生み溢れるダンスのようなカポエラのムーブが最高なんだ。一番クセの強い格闘スタイルだった。ダントツでセクシーだし。セクシー衣装も継承されてて満足。もうちょっと日に焼けてても良かった。あと髪はカールしないはずだ! と口を挟みつつ、吉光! よ、吉光ー!! 格好いい。吉光の刀の上にあぐらかいてふわふわ舞空するのめちゃめちゃ好きだったけど映画じゃやってくれ無かったな。無理があるか。あれを全コピーロボットと対戦させて互いに舞空し合わせる図が最高なんだ。しかし平八、納得いかない。太り過ぎだ。あのザ・厳粛って感じの老武将感が一切ない。だがそれは製作側も自覚があったのだろう、あくまで財閥の重鎮というポジションで戦わないおじいというキャラにしたから「この平八はあの平八ではないよ」ときちんと仄めかしていた。律儀だ。強いんだよなあ、平八……怖かったなあ。だけども! 私の使いまくっていた中華パンダ少女(名前が出てこない)が登場しなかった! ちょっと寂しい。パンダは厳しいか。二人で一つだものね。あとはカポエラお兄さんかな。アクション一番良かった! マジカポエラだった、改めて芸術的な格闘術だ。思わず見惚れてしまうけど確かにマウント取られたらきついスタイルではあるね。マジカポ選手とかなのかな。

日本のゲームだから日本へのリスペクトが照れるくらい表れてて嬉しかった。風間仁だもんね主人公。家に貼ってあった「入魂」おお……! 「精神」いいね……! 「束縛」ん、んん……!? 楽しかった。ストームト○ーパー的ポジションの軍隊、鉄拳衆も日本人設定で日本語しか話さない。「こいつはどこにいる!」責められる母、キッと睨みつけて一言、「チクショー」う、うおお……! 楽しい。暴走を止めないと! 平八が暗号キーを打ち込むパネルのボタン、「一」「二」「三」漢数字……!?! 楽しい。こんな楽しさが心地よく続く。ありがたいなあ。

ストーリーもただ格闘大会進んで頑張って勝ち進む一本道じゃなく割とややこしくて良かった。二戦目あたりからもう荒れてきたり、モテたり、闇討ちにあったり、えげつない負傷したり、まだ決勝前なのに選手全員拘束されたり、息子裏切ったり、おじいと行動を共にしたり。ディストピアならではの荒れた展開、ちゃんとしてた。ああ、ゲームしたいなあ。モータル・コ○バットもう一回観たいなあ。
2021-08-01