ブラック・ウィドウ

Black Widow

逃亡生活中に同じく組織に追われる妹と再会。組織を潰そうとしたら偽りだらけの家族と再会。

ブラック・ウィドウ

Black Widow

TOHOとMOVIXでやっていないからと油断していた、チネ・ラヴィータで遅ればせながら鑑賞。エンドゲームで何が辛いってアイアンマンとブラック・ウィドウを失ったことよ……。立ち直れず今日に至るけどやっと観れる!!

正直結構な間が空いていたので時系列が一瞬混乱したけどソコヴィア協定の一悶着の時とのことなのでシヴィル・ウォーの空港戦の後の話? 確かにブラック・ウィドウの足跡は謎だった。こんなことになっていたのね。割と序盤から初心者にはあまり親切でないシーン展開でブランクのあった自分も結構置いて行かれた。しかし妹が登場してからは新しい方向に展開していったので分かりやすかった。にしても親父が変わりすぎてて着陸してからのやり取りがあるまで全然気づかなかった。

全体的に真面目な雰囲気で妹の悪態と親父のボケで時々緩和する感じ。元々ブラウィが戦士すぎて殺伐としてるのもある。偽りの家族に対して割と早くに理解して親に失望している感じもあるし……切ない。しかしブラウィの戦士っぷりはだいぶ良かった。アクションは更にキレを増していてカッコいいし。ただ今回はあまり殺意高めのガチ強敵がいなかったのでその辺りの死闘は拝めずといった印象。逆におっさんのパンチとキックを喰らっても毛程も効いてなさそうなブラウィは一番お気に入りのシーンかもしれない笑。抵抗出来ないというハンデがあっても全く効いてない感じ。最高である。唯一強敵ポジションにいた完コピマシン・タスクマスターも中身が中身なので殺し合い……とまでの雰囲気には至らず。でもこのタスクマスターのアクションはワクワクした! 次は誰のをコピーするんだろうというワクワク。ブラックパンサーからのキャップ、ウィンソルの流れは楽しかった。

どうしても気になったのは所々突然雑になるCG。妹がロケラン的なもので塔を撃った時とか、妹が棒をヘリに突き刺すシーンとか。明らかに「ん!?」と気になるくらい突然雑なCGになる。天下のMARVEL班に一体何があったのか。

インフィニティ・ウォー後からのブラウィの運命はもう決まっているので、それまでに因縁のレッド・ルーム破壊を実行させるという個人のケジメ付けはこの作品の位置付けとして納得できる内容だった。めちゃくちゃ面白いかと言ったら限りなく微妙だけどとにかく生きていて戦っているブラック・ウィドウに飢えていたので自分に必要な映画ではあった。VSおっさんのターンはやっぱり好き。
2021-07-24