帝国軍の青年兵が銃を放てず反乱軍のパイロットと逃亡、不時着した砂の惑星でガラクタ漁りの少女と出会う。
あのスターウォーズが帰って来てしまった!! 正直EP4~6の旧三部作しか面白いと感じていないけど数十年の時を越えてやって来た新三部作は果たして大丈夫なのか!? このえげつないハードルを前に監督を任されたのはJ・J・エイブラムス。頑張れ!! 期待MAXで観に行ったらすごく面白かった。ツカミからいきなりずっと面白い。まさかのトルーパーの一人である青年に着目したのはワクワク大爆発。からの捕縛された反乱軍の凄腕パイロットを逃がして共に命からがら帝国軍を脱出する一連の流れはワクワク大暴発。そして主人公レイ……シリーズ初、女性主人公。時代だなあ。個人的にこの各キャラの出生がかなり印象的。旧作は少々くどいくらい〇〇の息子!〇〇の兄弟!とかが多かったけど今作は「何者でもない」人々が歴史を動かす。逆に熱い、熱すぎる。抑圧された人々が解放に向けて命がけで武器を取る。熱いと言えば旧作のメイン3人がキャストそのままで再登場するのもベタだけど熱い。ミレニアムファルコンが映った瞬間のテーマ曲もズルい。映像技術の進化は言わずもがな。初めてエピソード4を観たとき技術云々でないSFの可能性と確立された文明に心を奪われたが、あの青春を思い出す。しかしハッピーエンドの旧作にこんな未来が訪れるのだと思うとそれだけが悲しい。革新的な展開と過去作リスペクトの演出に鳥肌の連続。