有名すぎてお話丸々知ってたけど観たことなかったので観る。金曜ロードショーでノーカットだったので。吹き替えなのをすっかり忘れてた、後で字幕版も観る。
いや泣いた泣いた。思ったより泣いた。子ども4人のセンチメンタルな言葉の一つ一つが刺さって仕方ない。メインのゴーディ少年が幼き頃の自分と同じ境遇でかなり響いた。あんな小さなうちに「僕が死ねばよかった」はつらすぎて号泣した。うちの両親も長いこと元気は取り戻せなかったけど、その代わり他の倍以上の愛情を注いでくれた。小さい自分に少しも気遣わせなかった親の偉大さを感じそんなところでも泣いた……。
そんでクリス、主にクリスで泣いた。世界のどこを探したらこんな12歳がいるだろう。悪ぶってるとこはあれど、それが周りにどう見えているかも、自分がどうすべきかも、友達がどうしたいかも分かっている。分かっていなくても、意見にする前によく考えて言葉にしている。年相応に感情的になる友人たちにまずは向き合い、話を聞いて、同じ目線で応え、肩を貸す。大人顔負けの人間力。かといって達観したマセガキって感じでもなくて、いざという時の度胸も誇りもブレない、なんかもう、自分が同級生だったら憧れにすら出来ないレベル。遠すぎて。それ以前にリバー・フェニックスの壮絶な人生を知っていたからというのもあり。すごいよクリス。というかキーファー・サザーランドいたのか、知らなかった。お願いだから帽子返してやってよ。
またこのあたりのファミリー映画にありがちな例の描写、嘔吐恐怖症にはトラウマレベルだったけど21年の人生で培った危機察知能力により回避した。だから本当にそんな展開だったのかはちょっと分からない。しかしテディがグレムリ○にもグーニ○ズにも出てたとは、はちゃめちゃに売れっ子だったのか。
2021-05-30