これが初2021映画、面白そうなので半年ぶりの映画館へ。ハリー・ポ○ターから解放されて以降楽しそうな仕事ばっかりしているダニエル・ラドクリフ今回も凄くハッスルしている。予想通りご機嫌で節操のない、ちょっと汚くてグロい映画だった。良いぞ。出来るだけB級っぽく撮った高予算な映画だ。
ストーリーは悪人同士を殺し合わせる闇サイトの運営に目をつけられた荒らし男が両手に銃をネジ止めされて強制的にデスゲームに参加させられる話。おお、一文で収まるなんて何てシンプルで面白そうな話。ちょっと予想外だったのは、てっきりバトルロイヤル形式で色んな悪人とドンパチするのかと思ってたら最強の殺し屋と一対一のタイマンだったこと。ヤバそうな運営がラスボスポジで一枚噛んでるんだとしたら、展開はもう決まってるようなもん……と思ってたらやっぱりそんな感じだった。でも見せ方が面白かったから全然あり。
軽めのモノローグに UI 的なデザインをブッ込むのは流行りなのかな? 最近よく見る。しかしOPだけだったので寂しい。そしてアジア系のキャストが派手髪にされるのはどうしても仕方ないことなのか。それはさておき、ちょい下品なノリが一貫していて楽しい。ナニらしきものがガッツリ映ってるのなんて初めてな気がする。ダニラドがパンイチ+もふもふスリッパで逃げ惑う姿は最高。敵の殺し屋のキャラクターもナイス。ただ怖い人かと思ったら所々頭のネジが緩んでいる感じで常にキレキレというわけでもない。スマートというよりはゴリ押しで勝ち進む感じ。絶叫も格好いいね。百発百中だったのにダニラドになった途端全然当たらないのは映画だから仕方ない。序盤のジェノサイドがテンポ良くて良い。MCハマーが流れた時は普通に笑ってしまった。そんなに頭を使わずに観れる、下品で楽しい金の掛かった娯楽映画。ちなみにアキンボは「二丁拳銃」て意味らしい。
2021-03-03