ビバリーヒルズ・コップ2

Beverly Hills Cop2

ゴキゲンな不良警察が恩人を殺した組織を追ってビバリーヒルズへ。現地の警察と規則破りまくり捜索。

ビバリーヒルズ・コップ2

Beverly Hills Cop2

前作が面白かったので二作目も鑑賞。面白い。キャストの俳優陣が変わらず続投も嬉しいし、エディ・マーフィの自由っぷりも予算の余裕が出てきたのか一段とグレードアップしている。監督変わってもエディ・マーフィのキャラクターがだいぶ大事にされてるのが分かる。おふざけ具合とキレもの具合の絶妙なバランス、今回も見事。一見考えなしのお調子者だけど先手先手を打って行動し、微かな証拠と地道な分析から真相に近づく。調査自体は地味なはずだがエディ・マーフィの乗り込み方が破天荒で楽しい。手続き・段取り全飛ばしで行く。そこの見せ方が凄いなあ。普通なら「あ、やべ……」となる場面で咄嗟の機転が天性のそれ。人間堂々としてれば大抵のことは通るんだなあと実感。
 そして今回も吹替版と字幕版を楽しんだが、これ吹替版の方が面白いわ〜!! 山寺氏の才能もあるけど、そもそものセリフ回しが良い。字幕にも出ない「Hey, hey, hey!」が「ブタ! ブタ! ブター!!」になるし、「甥っ子だ」に対して「とにかく虫の好かねえ奴だ」が「甥っ子でもフナっ子でも関係ねえ」になるし、「ブレーキの調子は?」に対して「知るか!」が「まだ一度も踏んでない!」だし。字数とか縛りがない分コメディは吹替が生きる生きる。しかし自分が英語分かればエディ・マーフィの喋り方も大泉洋みたいに面白いんだろうな。惜しい。監督トニー・スコット聞いたことあるな? と思ったら『トップガン』の人だった。
2021-02-22