ゴキゲンな不良警察が友達を殺した組織を追ってビバリーヒルズへ。現地の警察に怒られながら単身捜索。
母親激推しシリーズ。どうせ好きだけど観てみたらやっぱり好きなやつ。やっと初エディ・マーフィだけどだいぶ愉快だなあ。吹替のイメージが強すぎたのでまずは吹替から。「バカ言うな〜!!(高音)」がしばらくツボる、天才か? 字幕も観たけどインパクトは山ちゃん。吹替だけあの人ががっつりおネエなのか、まあ仕草はそうだから本家もそういう設定なんだろう。 しかしビバリーヒルズ・コップって別にエディ・マーフィがビバリーヒルズの警察ってわけじゃないのか。デトロイト警察の問題児エディが友達を殺され、事件の捜査のため単身ビバリーヒルズに乗り込む話。そこの警察たちはルールにガチガチに縛られ、統率と礼儀は凄まじいが融通の効かない窮屈な体制。度々問題行動を起こす他所者エディ・マーフィを警戒するが、尾行・監視を任されていた警察二人は徐々にエディの破天荒スタイルに絆されていく。この二人組のキャラがまた良い。上司はお堅いが部下はちょっと抜けていて監視対象のエディと普通に馴れ合う。楽しい〜。 エディ・マーフィがただのお調子者でなく頭も腕っぷしもキレる有能だったのが意外。泥臭い回り道もせず、常に自分がやるべきことを把握し最短距離を行く感じ。そう、最短距離。ショートカット具合が自由すぎて良い。最終的にビバリーヒルズの警察たちも影響されて人情優先で規則破りまくっていくのも熱い。現場じゃ多少ルール破ってかないと間に合わないわよね。80年代のアメリカもぶっちゃけ現代と変わらんのね。人種差別も生活に普通に溶け込んでるんだなあと痛感。 コメディ100%というよりハードボイルド刑事ものにコメディ盛り盛りした感じ。ストーリー自体は割と真面目なクライムもので普通に面白い。そこにクセ強キャラクターの掛け合いと派手な演出がガンガン構成されて非常に楽しい。2、3もあるみたいだから観ておこう。