父を殺された盲目のヒーロー・デアデビルは悪人を法と暴力で裁く。
何の根拠も無くロボコ○プと勘違いしていたデアデビル、ようやく鑑賞。観てみたらバ○トマンにしか見えなかったけどベンアフはこっちが先か。しかしこれがMARVELとは思えないほどダークなテイスト! だからバ○トマンみを感じたというのもあるが。女性もお年寄りも馬鹿馬鹿しい殺され方をするし、ヒーローもやや理不尽に悪人を殺す。え、殺しちゃうの……と割と引く所業。悪人側が異能無しの人間なだけに仕打ちが酷く見えるのか。 ストーリーはかつて組織に父親を殺された盲目の男が正義のため弁護士の傍ら”デアデビル”として悪人を裁くというもの。やっぱりミソは盲目のヒーローというところ、音の反射で物の位置を把握して戦うイルカ戦法。そのため音の表現が凝ってる凝ってる、これはテレビのスピーカーで観るものではない。いいヘッドホン買っといて良かった。この時代にしてはデアデビルの視点映像が気合入ってて面白かった。今の時代視覚障害者のブラックユーモアは受け入れられるのか、少なくともMARVELはもうやらなさそう。 それとは別で、これは笑っていいのか? と戸惑う演出もあり。何がとは言わないがいちいち絶妙にダサい感じが否めない。何がダメなんだろう。おそらくはカットだと思うけど、所々ギャグなのか微妙なラインがあり「何を見せられてるんだ?」と困惑する。が、あの雨のシーンで全部許せるよ。「君はなんて綺麗なんだ」のシーンね。良い。ジョン・ファブローは最初から最後までずっと良い。