300年に一度訪れる脅威、それに対抗するには5つの要素が必要だった。4つの石と、”完璧な人間”が。
母親激推しの映画、ちゃんと見たことがなかったので改めて鑑賞。監督リュック・ベッソンやったんや。この時点で『ヴァレリアン』構想してたらしいけど宇宙人が人より多いなんて詰み、とこっちを優先したとのこと。無事実現した時代の流れ、感慨深い。そしてフィフス・エレメントの子ってミラ・ジョヴォヴィッチやったんや。当時何歳や。観てみたら想像の5倍くらい面白かった。ポスターが結構シリアスめな雰囲気だから真面目なSFかと思ったらコメディ全開だった。5分おきに笑い取らなきゃ死ぬんかレベル。とにかく小ボケが多い。 何より全キャラクターへの作り込みに余念が無くて登場人物が一人残らず素敵。主人公ブルース・ウィリスのギャグ線もさることながら、悪役のゲイリー・オールドマンが最高。開始から一時間くらい経ってからやっとゲイリー・オールドマンだと気付いたけど……コミカルな空気感で異様な演技力。そしてほぼ主役のリールー、オレンジ髪がとても可愛い。脱色しまくりで痛みまくりの髪がもぞいけど素敵。露出度には突っ込まない。しかしどう見ても未成年くらいに見えるんだけどブルース・ウィリスのストライクゾーンやいかに。娘くらいだと思ってたからそこだけ違和感。後はあの陽気なDJね。あのキャラが一番くらい好きかもしれない。登場で狂ったように笑ってしまった。まだあんなんで笑ってしまう。7歳の自分が観ても多分ひっくり返るくらい笑うと思う。 世界観も丁寧で、未来都市の構造やエンタメなんかの演出がいちいち楽しい。ガジェットはもちろん電子レンジとかベッドとか未来設計でワクワク。歌姫の歌唱シーンは特に良かったね〜〜。あそこだけ勧められて観たのをおぼろげに覚えている。アクションは豪快だけどグロ過ぎずちょうどいい、ブルース・ウィリスの戦闘の潔さは逸品。あんまり頭も使わないし何か楽しいやつ見たい時はコレ。